村上春樹2014ノーベル文学賞最有力

作家 村上春樹と言えばこの時期になると、ノーベル文学賞候補としていつも名前が
挙がるが、今年こそ受賞して頂きたいですね。
今回　候補に挙がっている作家は、日本の村上春樹、米国のジョイス・キャロル・オーツ、
フランスのミラン・クンデラ、韓国の高銀、が有力候補と言われている。
国際的なベストセラー作家は村上春樹だが、なぜ今まで受賞できないのか不思議で
ならない。

海外メディアがなぜ村上春樹はノーベル賞を取れないのか、ノーベル文学賞を受賞した
大江氏と比較して分析している。

大江氏の作品では、社会の中で少数派の人々の葛藤や原子力問題など、政治的・社会
的問題が扱われるのに比べ、村上氏の作品はあまりそういう要素がみられない、と指摘
している。このため、同氏の作品は強力なテーマや目的が欠けているとみられており、
それがノーベル賞をいまだに受賞できない理由の一つだろうと見ている。



確かに村上春樹は公の場に姿を現さず、政治的発言はほとんどない。
2012年には、日本と中国の領土問題に関する緊張の高まりを受け、朝日新聞に寄稿して
いる。同氏は日本が中国と対立し国家主義の傾向を強めることは、安酒を飲むようなもので、
酔が回るのは早いが、ひどい二日酔いになる、と冷静な対処を求める意見を述べている。
また2009年には、エルサレム賞授賞式で、イスラエルによるパレスチナ人の扱いを非難して
いるが、ある評論家はこれらはノーベル賞を意識しての政治的発言ではないかと冷ややかな
視線をおくっている。

有名作家は発言した言葉に対しても、非難を浴びたり評価されたり常に注目されている。
村上春樹は自分のスタイルを貫きとおす人。ノーべル賞を意識して行動することはないと
思う。ノーベル賞より大きな価値のあるものは、読者が評価することだと思う。

村上春樹作品集

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